【読書感想文】橋本正徳「会社は仲良しクラブでいい」

好きなモノを、好きなだけ。

今回は、年末から読み始めたビジネス書の話。

前回同様、電子書籍ではなく紙で、少しずつではなく章単位で読み終えました。

こちらは全5章からなる1冊だったので、計5日。

1日あたり大体30分~1時間ほどで読み終えましたが、これってどうなんでしょう?

早いのやら、遅いのやら…。


前置きはこのぐらいにして、中身の話を。

そもそもタイトルに惹かれましたね。

仲良しの集まりで会社として成立するなら、それに越したことないじゃないですか。

むしろ、現代における会社は「仲良しクラブ」ぐらいの方がいい。

そんな内容が理由とともに書かれた1冊だったように思います。


「そのためにウチのサービスは役に立ちます。」


という営業目線もしっかりと含まれてましたw

従来通り~、と言うと角が立ちそうですが、

これまでのやり方で何か課題にぶつかっていて、変化が必要と思っている会社には参考になるんじゃないかと思います。


また、本編とは別に、創業に関するコラムもあり、

飽きずに最後まで読み終えることができました(途中、コラムの方が気になったぐらい)。


読み終えて思ったことは大きく2つ。

コミュニケーションコストってバカにならない、共通する価値観があるから多様性が受け入れられる、です。

コミュニケーションがコラボレーションにつながり、イノベーションが起こる。

取っ掛かりであるコミュニケーションですが、その難しさを再認識しました。

何も言わずとも伝わるヒトがいる一方で、背景や思いなんかまで伝えてようやく~なんてヒトもいますよね。

だからこそ難しい。

でも、ちゃんと伝わることで70や80%の仕事ではなく100%の仕事になる。

その積み重ねが会社の強さや差別化になるんですよね。

そう考えると、コミュニケーションに係るコストってバカにできないどころかめちゃくちゃ大事だと思いませんか?


※余談ですが、マンガも好きでよく読みます

 その中で、この本を読んでいて、とあるマンガのことが頭に浮かびました


 「SPY×FAMILY


 登場人物がスパイと殺し屋なので、コミュニケーションのズレ方が人並外れてますが(だからマンガとして成立するとも思う)、

 コミュニケーションの難しさがよく分かります。

 本に書かれている通り、コミュニケーションはうまくできなくて普通、です。


もうひとつは、多様性について。

多様性があるからオモシロくて、色んなアイデアが出てイノベーションが起こる。

それもたしかに~なんですが、多様性って自分とは異なるってことなんですよね。

自分とは異なる意見だったり、自分にはない視点や観点のコミュニケーションです。

難しくないですか?


「僕も(私も)そう思う!」


そんなコミュニケーションの方がどれだけラクかw

でも、それだと自分と同じアイデアだったり視点、観点でしかコミュニケーションされない。

その先にイノベーションは…、あまり期待できそうにないですよね。

だからこそ多様性が必要なんですが、それを可能にしているのが「共通する価値観」を持った仲間なのかなと。


「アイツの言ってることは自分と違うけど、価値観は一緒だから向かう先もきっと一緒なんだろうな。」


こんな風に思えれば、コミュニケーションの幅も拡がりそうです。


「誰をバスに乗せるか。」


採用って大切。

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